2021/07/19
五輪開会を4日後に控えた7月19日、里吉都議と日本共産党世田谷区議団は、保坂世田谷区長に対し「新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急申し入れ」を行いました。
都議会議員選挙で、五輪開催に反対する民意が示されました。あらためて五輪開催中止、区内の競技会場やアメリカ選手団キャンプでの感染症対策で、情報提供や区の感染症対策の負担とならないようを組織委員会などに申し入れることを求めました。区長は五輪開催の是非についての明言は避けましたが、「キャンプ地は主にトレーニング等行い、宿泊は別の場所。陽性者が出た際の対応は、主に米選手団の衛生担当が実施。選手村には保健所のような組織があると聞くが全く不足。入院が必要な選手発生用のため、区内病院にベッド確保した」と状況を説明しました。
コロナ対策の基本は、速やかなワクチン接種と大規模な検査で感染を封じ込めること、医療機関、事業者、区民生活を守るための支援と補償です。
ワクチンについては、国に対し安定供給を強く求めるとともに、限られたワクチンですが、介護・障害・保育などで働くエッセンシャルワーカーが優先して受けられるよう予約枠の確保と区民に知らせ理解を得ることを求めました。エッセンシャルワーカーへの接種の対応を進めていることが示されました。PCR検査は、定期検査の対象を保育園、小中学校、高校などに拡大することを求めました。区長は保育園でのクラスター発生で、園児の家族を含め、広く検査を行ったことを明らかにしました。事業者支援で国の月次支援金への区の支援が好評なのですが、あまりに知られていないことを指摘。区の掲示板などで区民に広く知らせるよう求めました。区長は、掲示版の活用に積極的な回答をしました。
引き続き、私達は、命・暮らし最優先の区政実現のため、区民の声を届け、区長とも力を合わせていきます。